昨年、元気な双子ボーイズを出産することができました!妊娠32週5日の出来事でした。
予定よりもだいぶ早い早産でしたが、出産までの記録を残しておきたいと思います。薬の副作用でかなりぼーっとしていた期間もあるので、うろ覚えなところもあるのですが、以下に出産の記録を記しておきたいと思います!
出産って奇跡です!命がけです!本当に身をもってそう感じました。
32週の定期健診
前の週のMFM(ハイリスク妊娠の健診)では「子宮頚管が短くなっている」と指摘を受けていました。でも、「今は経過観察」ということで特に注意すべきことなどは言われませんでした。双子だし子宮頚管が早くから短くなるのはしょうがないかな~なんて軽く思っていました。
そして、32週になったくらいのとき、トイレでなんとおしるしらしきものが!!
英語ではMucus Plugというそうですが(そのとき知った)、文字通りタンや鼻水みたいな少し黄色っぽくてドロッとしたものが出て、そこに少しの血が!!
病院に連絡したら「もっと真っ赤な鮮血が続いて出たり、痛みがある様であれば病院にすぐに来てください」とのことでした。翌日以降は茶色い血が少し出たのですが(いわゆる茶オリ)、痛みはなかったし、3日後に32週の健診があったので、それまで待つことにしました。
32週の健診当日は血圧も問題なかったのですが、先生が念のため「子宮口をチェックします」ということで、恐怖の内診が!
ものすっごく痛かったのですが、女の先生が2度やってみても先生の指が「子宮に届かない」とのこと。どんだけ私の産道長いんだ?!
結局、クリニックのすぐ隣が赤ちゃんを産むための病院(バースセンター)になっていたので、念のためそこでNST(ノンストレステスト=赤ちゃんの心拍とお母さんのおなかの張りを観測するテスト)を受けることとなりました。そこからが怒涛の9日間の始まりとなるのでした。。。
はじめてのNST
クリニックをあとにして、そのまま病院へ歩いていきました。午後6時くらいのことでした。
産科病棟は、「赤ちゃんを産むための病室」と「赤ちゃんを産んだあとの病室」とに分かれていて、私は赤ちゃんを産むための病室へ。。。なので、ベッドは分娩台を兼ねたものになっていて、赤ちゃんが寝るベッドなども用意されていました。
個室だったのですが、なぜかトイレだけはお隣の部屋とシェア(入口が別のJack and Jill スタイル)。まぁ、NSTするだけだからすぐ終わって帰れるだろうし、、、なんて甘く考えていたのですが、結果としてはここに泊まることに。
NSTをさっそく開始したところ、なんと「2~5分おきに陣痛きちゃってます」とのこと。双子の心拍は問題なし。
陣痛と言われても、全然痛くないんですけど!痛みに鈍感なタイプなのかな。。。
そこで、張り止めの薬としてProcardiaという飲み薬を2錠飲み、IV(点滴)も開始。そして念のため、いつ産まれてもいいように、肺機能を高めるためのステロイド注射をお尻に打たれました。2回打たないといけないそうですが、この注射を早く打っておいてよかったと後から感謝。
しばらくしてまたNSTをやっても陣痛の間隔は改善しませんでした。。。
ということで、「今晩はここに泊まってください」ということになりました。
午後10時。マグネシウム(Magnesium Sulfate)の点滴も開始となりました。切迫早産の場合の張り止め薬として使われているそうです。副作用の「ほてり」が最初の20分はすごかったです。顔がくわぁーーーっと熱くなりました。IVもしているせいか、トイレに何度も行くことになりましたマグネシウムの点滴後に陣痛の間隔は15分おきくらいになったけれど、それでも安心はできないレベル。
その晩は3~4時間くらい眠ったかな。専属のナースが朝(7AM~7PM)と夜(7PM~7AM)に変わります。
午前8時。朝食が出たけれど、あんまり食べられない、、、っていうか病院食おいしくない、、、。
牛乳が青い印刷のパッケージに入っていたんだけれど、青いインクがにじんで、青いミルクになっていた!!こんなの飲んでいいの?!
午前9時。クリニックでいつも見てくれている女医さん(前日、子宮まで指が届かなかった先生)が立ち寄ってくれて「この様子じゃ、あと2泊は帰れません」とのこと。
がーん。
しかもまたマグネシウムの点滴をしないといけないってさ。でもこのときくらいから、陣痛がくると若干の痛みを感じるようになってきていました。
入院2日目
病院では毎日栄養士さんがきて食事のオーダーを聞かれました。でも、はっきり言って本当にどれも美味しくなかった。。。なのでだんなさんに作って持ってきてもらったりしました。病院の食事は期待しないほうがよさそうです。質も良くない気がする。だって見たこともないようなメーカーのものが多くて、味もエコノミーの機内食以下・・・。
定期的にNSTをするけれど、陣痛がおさまる気配はしませんでした。
病室にはテレビもあったし、付き添いの人が泊まれるようにソファーベッドや寝具一式もありました。WiFiも無料で使えました。
トイレは前述通りお隣さんとシェアだったのですが、ここはもともとは「赤ちゃんを産むため」の病室。
なので、何度かお隣さんが変わってそのたびに出産の声が聞こえてきました。赤ちゃんの産声も聞こえたりして、ちょっぴり感動^^
ほとんどの人が無痛分娩だから、出産の間は和気あいあいとした声が聞こえてきたのですが、一人すさまじい妊婦さんがいたなー。雄叫びや吐いている声などが私の部屋にも響いて、ビビりました。
まさか入院になるとは思っていなかったけど、部屋には使い捨てのショーツや布のガウンは用意されていたので、そのまま入院ができました。でも家に入院グッズを用意していたので(早めに用意しておいてよかった!)それをだんなさんにあとから持ってきてもらいました。
マグネシウムの点滴の副作用で、めちゃめちゃだるくなってきました。めまいもするし、すっごくぼーーーーっとしました。とってもつらい点滴でした。
食事の制限はなかったので、だんなさんに柿をバナナと冷たいオレンジジュースを持ってきてもらいましたが、キンキンに冷えた果物がとっても美味しく感じました。
午後になるとまぶたを開けるのもだるくなり、ちょっとふらつくように。
少し昼寝をしました。
病院の夕食は相変わらずクオリティーは低く、「99セントストアで全部買ってきた?」って感じでした。節約しすぎでしょう、、、。塩分もきつめで本当にこれが病院食なのかと疑うくらいでした。
夕食後にステロイドの2回目の注射。これでいつ産まれても双子の肺機能は心配なくなりました。
マグネシウムの点滴が終了し、飲み薬にまた戻りました。
少し寝たあと、午前0時にまたNSTをしました。双子のひとりが元気すぎてうまく心拍がとれなかったので時間がかかりました。また、陣痛の間隔が狭まってきた・・・。ナースにはトイレに行くように言われました。膀胱がいっぱいだといけないらしい。でも脱水もだめだから、たくさんお水を飲んで、IVも引き続きやることになりました。
寝れない・・・。
午前4:30。陣痛が収まらないのでProcardiaを2錠とTerbutalineという注射も打ちました。心臓がばくばくする副作用があるらしい。
少し寝たのですが、午前6:30に起こされました。またどうやら陣痛がきているらしい(もうこのときは常時NSTつけっぱなしです)。痛みはないのですが、8分間隔くらいで陣痛がきているらしかったです。モニターの様子はナースステーションでも見れるらしく、やばくなるとその都度、看護師さんがやってきました。
入院3日目
午前8時。まーた、あのマグネシウムの点滴が始まりました。もうげっそりですよ。。。
血栓を防ぐための脚に装着するマッサージャーみたいなものも取り付けられました。これでトイレも自分ではいけなくなってしまいました><
絶食も言い渡されたのですが(この時点でもう帝王切開の準備が始まっていたのでしょうか?)、ドクターがやってきてやっぱり絶食はしなくてよい、とのこと。病院の朝食を食べられたのですが、相変わらずまずい。。。
「とにかく動くな」ということだったので、トイレも行けず、初めてのBed Panでのトイレ・・・。
午前10:30。超音波検査をして、元気な双子の様子をみたら、少し安心しました。ツーショットでも見れたし、相変わらず双子の一人は動きまくっていました。左の子がいっつも元気すぎるの笑。
子宮頚管も長さを計ってもらったのですが、安静時は少し改善しているようですが、陣痛がきているときは短くなっているようでした。
マグネシウム点滴終了。またProcardiaの錠剤に戻っていいらしい。管が外れたので、腕が楽になりました。トイレも自分で歩いて行っていいという許しがでました!
夕食も病院で食べたのですが、何度もいいますが、ほんとひどい。スープは塩分過剰だし、リンゴジュースは不思議な味だったし、アイスクリームは初めて食べたおかしな舌ざわりでした><食べたほうが不健康になりそうなレベルです。アメリカの病院食は本気で改善が必要だと思います。
点滴の副作用か、便秘気味になったのもつらかったです。
午後7:30。再びNST。陣痛はまだ来ていました。
担当ナースは毎回変わると書きましたが、若いナースはかなりの確率で香水がきつい><妊婦はただでさえ匂いに敏感なので止めてほしい!!アメリカのナースは化粧ばっちりで、爪も長くて派手なネイルをして、びっくりですよ。
夜は脚マッサージャーのせいで、暑すぎて起きました。ストレスたまる~。
またProcardiaを飲んだけれど、なかなか寝付けませんでした。陣痛がひんぱんに起きているので、Terbutalineの注射をまた打つはめに。
ちょっと足が浮腫んできた気がしました。
入院4日目
なぜかNSTモニターが外され、部屋の移動を言い渡されました。でも「動くな」ということに変わりはなかったので、ベッドのまま運ばれました。
そして、産んだあとの病棟に移動!
こっちは窓もあって、トイレも専用のがあって、快適!
すっごく静かだし、点滴も外されて動きやすくなりました。
でもNSTでは1時間に8回も陣痛がまだ来ているとのこと。とにかくたくさん水を飲んで、グルコース(糖分)は赤ちゃんの栄養になるからとジュースも飲まされました。
入院5日目
深夜、動悸と息切れがひどくなり、ナースコールをしました。
頭痛がひどくおさまりません。肺に水も溜まっているらしい(肺水腫)。なんかやばいことになってきたゾ。
酸素濃度も低くなり、酸素マスクまでつけさせられた。。。
そして血液検査の結果、HELLP症候群(HELLP Syndrome)との診断がおりました。
HELLP症候群(へるぷしょうこうぐん、英: HELLP syndrome)は、妊娠後期または分娩時に生じる母体の生命の危険に伴う一連の症候を示す状態。
3大徴候の英語の頭文字を取って名付けられている。
- Hemolytic anemia(溶血性貧血)
- Elevated Liver enzymes(肝逸脱酵素上昇)
- Low Platelet count(血小板低下)
妊娠高血圧症候群に伴うことが多い。また、その後に子癇を発症する場合も多い。
急性妊娠脂肪肝(AFLP)と同じ病態機序が考えられている。
一般的な症状としては、頭痛(30%)、視力障害、不快感(90%)と、吐気や嘔吐(30%)と、上腹部の痛み(65%)等を呈する。こういった症状を呈してきた場合、緊急に血液検査を行って診断をつけることが重要である。
HELLP症候群が認められた場合、緊急に急遂分娩または帝王切開によるターミネーション(妊娠継続の終了)に移る。
~Wikipedia より~
あとから血液検査の結果をみたのですが、肝臓も血小板も正常値からはるかにヤバい値になっていました。びっくり!!
もっと早く血液検査してくれよ~~~。
私の場合は頭痛、視力障害(焦点が合いにくく、二重にみえた)が症状としてありました。なぜか体中にあざもたくさんできたな。血圧はそこまで高くはなかったです。
このHELLP症候群は、1万人に1人~数人くらいの発症率でかなり珍しいらしいです。ドクターも血圧が高くなかったので、すぐには診断できず、呼吸器科のドクターが来た時に肺に水が溜まっていることから気が付いてもらうことができました。
そして、この日の午後9時に緊急帝王切開手術をすることが決まりました。絶飲絶食が言い渡されました。
HELLP症候群を発症したら、すぐに帝王切開をしないと母体が危なくなるらしいです。
その後は、手術の前にシャワーを浴びたり(ずっと浴びてなかったから本当に気持ちよかった)、剃毛や手術着への着替えがあったりしました。
麻酔科医の先生と、あとは双子はNICUに行くことが確実だったのでNICUの小児科医からの説明などもありました。が、緊張していてあまり覚えていません^^
帝王切開手術
手術室までは歩いていったかな。覚えていないけれど、待たされていた部屋の向いだったのですぐ近くでした。
手術台に座り、麻酔の注射があります。思っていたよりも痛くはなかったです。看護師さんとハグするような体勢をとって、背中にぶすっと注射されました。緊張のほうが大きくてあまり痛みを感じている暇はありませんでした。そして尿管を入れられましたが、何も感じませんでした。
麻酔が効いているかどうかのチェックとかされるのかなと思ったけれど、何もされなかったような気がする。というか麻酔(モルヒネ)が強くてあんまり記憶がありません。どこからか待機していた旦那さんも頭の横にいつのまにか座っていて、手術もあっという間に始まっていました。いつもの定期健診してくれる女医さんが執刀してくれました。
肉が焼ける匂い(電気メス?)がしたあと、すぐに長男が取り出されて、泣き声が聞こえてほっとしたのだけ覚えています。
そして1分後に次男が誕生!このときも泣き声がしたのでほっとしました。
長男 1820グラム 17インチ 21:36
次男 1785グラム 16.5インチ 21:37
だんなさんが呼ばれて彼等のへその緒を切っているのもちらりと横目で確認ができました。
そのあと、私の顔の近くまで長男も次男も運ばれてきたのですが、記憶にない。。。あとから写真を見て、「あれ?こんな近くで見たっけ?」って思いました。
出産の感動で涙・・・なんて流している気分にもなれないくらい、モルヒネで頭がほわわん~としていました。手術の前は「泣いちゃうのかな」って思っていたけれど、眠くて眠くてそれどころじゃなかった。時々、目をつむってしまい、「眠っちゃだめよ」と枕元にいた人(誰かわかんないけど)に起こされました。
唯一鮮明に覚えているのは「すっごく喉がかわいていた」ってこと。手術台のライトをみたら、水滴みたいな模様がみえて「あー、なめたいー」って思っていたのを覚えています笑。そのあと看護師さんにも「いつになったら水が飲めるか」をしきりに聞いていたこと。看護師さんは「手術が終わったらすぐに氷をなめさせてあげるからね」って言ってくれたこと。そしてリカバリールームに運ばれてから、看護師さんが氷を持ってきてくれて、とっても嬉しかったこと。
双子たちはNICUにすぐに運ばれたので対面は一瞬だけでした。だんなさんはNICUまでついていくことができました。
手術翌日以降
TAEKOの場合は、手術からさらに4日間入院をしました。
帝王切開の傷口が痛いのか、後陣痛が痛いのかわからないけれど、痛み止めを数日は飲んで、トイレにいくのも足がワナワナしてしまって大変でした。一人でトイレに行くことがこんなに大変なんて、思いもしませんでした。一人でできない自分にみじめな気分になったりもしました。
あとはGasをたくさん出せ、とドクターやナースに言われました。手術翌日からご飯は普通に食べることができました。
痛み止めの副作用で便秘に1日だけなってしまったのも地味につらかった。傷口があるので力めないんだよね><でもStool Softner(便を柔らかくする)とビフィズス菌(?)を処方してもらったらすぐに直りました。双子出産経験のある友人から便秘の怖さを聞いていたので、すぐに改善できてよかったです。強い痛み止めは副作用として便秘になったりするそうです。
出産後のほうが下半身の浮腫みがひどくて、1~2週間くらいは続きました。足が象さんみたいになった。パンパンというよりも、ぼよよ~~~んって感じ。持っていた服が入らなくて困りました。産後はワンピースのほうが楽だけど、冬場ということもあり、ワンピースだけだと足元がちょっと寒かったです。産後1ヵ月くらいはずっとマタニティーレギンスを愛用していました。体重も全然減らなくて><、1ヵ月経っても妊娠前よりプラス7キロくらいです。。。
産後は心身ともにヘトヘトで、周囲のいたわりが身に沁みました。ホルモンのせいか感情も起伏が激しかったです。早産になってしまった申し訳なさで悲しくなったりもしたし、無力な自分に嫌気がさしたり、お腹の中にもう誰もいないと思ったら寂しくなって涙が出てきたり、精神的にも結構ぼろぼろでした。。。出産の感動や喜びよりも、なぜか悲しい気持ちのほうが大きかったりもしました。これがよくある産後に訪れるブルーな気持ちなんでしょうかね。
出産ってハッピーな気持ちが大きいのかと思ったら、そうでもなかったのが事実。でもそう感じる人はトラブルなく産んだ人でも多いみたいですよ。
これから出産をするみなさん&そしてその家族の方!
産後にいろんな感情が出てくるのは自然なことです。ホルモンが急激にバランスが崩れてしまうので、抗っても無理なものは無理。「これはホルモンのせい」と思って産後数日は乗り切るしかありません。そう、すべてはホルモンのせい!!妊娠中も思ったけれど、「ホルモンには勝てない」。まずは無理せず、自分のことをいたわりましょう。
「出産直後のお母さんたちには、これからはとびきり優しくしなくちゃ」と心に誓いました。
TAEKO退院
結局、手術前と手術後をあわせて9日間も入院をすることとなりました。何の心の準備もできていなかったから、入院生活は正直つらかったです。退院して久しぶりに外の空気を吸ったら気持ちがよかったのを覚えています。早く退院したいとばかり思っていました。
退院時はまだまだお腹にもう一人入っているくらいぽっこりしていました。退院後、NICUにいる双子に会いに病院の受付でチェックインしようとしたら「産まれそうなの?」って聞かれた笑。その後は、頻繁に訪れるので受付の人やセキュリティーの人には顔を覚えてもらって、スムーズに入室することができました。病院は必ず受付でチェックインしてドアを開錠してもらわないと入れませんでした。私は出産後すぐにNICUに入っている双子たちと同じタグのブレスレットを付けてもらったので、それがあれば顔パスでした。3週間くらいそのブレスレットを付けっぱなしにしていました(一度取るともう付けられない)。
帝王切開の痛みなどは1週間もしたら、だいぶ治まっていました。それでも産後の回復の時期なので、ゆっくり休ませてもらいました。
NICU(新生児集中治療室)にいる双子には毎日1~2回面会に行っていました。24時間いつでも好きな時に会いにいくことはできましたが、タッチタイムといって触れ合えるのは3時間おき。タッチタイムを見計らって会いにいき、カンガルーケア(Skin to Skin)をやったり、おむつ替えや授乳をしたりしました。日々大きくなっていく双子たちでしたが、それなりに心配事もその都度出てきて、不安からいろんなワードを検索しまくったりしていたな~。
双子たちは「ほぼ」順調だったのですが、次男のほうが消化があまりよくできていないらしく、ドクターが「もしかしたら乳製品&大豆アレルギーなのかも」という診断をしたので、ミルクをアレルギーフリーのもの(Alimentum)に変更。そして母乳にもアレルギー成分が出るということで、その日からTAEKOも乳製品&大豆をとるのもやめることに。。。
結果、嬉しいことにアレルギーではなく、ただ単に早産による腸機能の未発達が原因で、大きくなるにつれ、消化もちゃんとできるようになったのですが、1カ月くらいは乳製品&大豆を除去した生活(Dairy and soy free)を送りました。乳製品は意外と除去するのは苦じゃなかったのですが、大豆はきつかった~。まず、しょうゆと味噌がだめっていうのが日本人には辛いね。どうか双子がこの先もアレルギーを発症しませんように!!
双子退院
双子たちはNICU(新生児集中治療室)で3週間弱くらいお世話になり、退院することができました。双子はもしお腹にいたらまだ35週3日のときでした(生後19日目)。こんなに小さくて退院してお世話できるか不安でいっぱいでした。退院時は二人とも2200グラムくらいでした。Preemie(プリミー=未熟児)用の洋服はとっても小さくて、着せるのも大変でしたし、カーシートも大きすぎて乗せるのが不安でした。
あとから振り返ると、TAEKOだけ先に退院し、双子が退院するまでに産後の回復に専念できたのはとてもありがたかったです。双子がおうちにきたら、24時間の育児生活が始まり、自分の体調管理どころじゃなくなってたしね。少しだけゆっくりする時間が持ててよかったです。
あと、年内に産まれてきてくれたので、扶養家族が増えて今年の税金対策の面では助かりました^^
それに莫大なNICUの費用も年をまたがなかったので、保険の面でも助かりました。
さらにTAEKOの誕生日前に産まれたので、予定よりも1歳若いママにしてくれました!ぎりぎり30代^^
なんて親孝行な二人!
でも心配事もまだまだでてきます。先日は小児科医に「心雑音がある(Heart murmur)」と言われて、専門医に診せにいったりもしました。結果、何事もないようだったのでよかったのですが、これからもきっと色々心配なこと・不安なことは出てくるだろうな~。
出産を振り返って
出産を振り返ってみると、正直なところ思い描いたような出産ではなく、心身ともにとてもつらかったです。ヘルプ症候群になってしまったのはどうしようもないんだけどね。とても急な出来事だったので、心も体もまだ準備ができていませんでした。もっと早くから出産の準備はしておけばよかったと思いました。荷物の準備も、お部屋の準備も、あとは産後の知識(新生児のお世話や授乳について)も、まだまだ足りなかったです。産後の急激なホルモンバランスの変化についていくのがあんなに大変だとも知りませんでした。
でも、私(母)&双子が無事だったのが何よりです。そして今のところ、みんな元気に一緒に暮らしていけていることが一番の幸せなのかもしれませんね!母体も子供たちも元気でいられるのは奇跡だと思うし、出産は本当に命がけです。私の人生において妊娠&出産という経験は間違いなく貴重な体験となりました!!